堀硝子株式会社

接着

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接着工法の開発

組立加工に最適な接着剤や工程を選定することで、当社の接着工法が多くの自動車に採用されました。

ここでは、当社が誇る世界唯一の工法をご紹介します。

過熱水蒸気工法

接着剤の硬化時間を従来の24時間から約1分に短縮した世界初の工法です。過熱した水蒸気で接着剤に熱エネルギーを与えることで速硬化させることができます。

速硬化が生み出すメリット

 エリア削減 

乾燥エリアが不要になるため、工場の空きスペースの活用ができます。

余剰在庫削減 

養生乾燥中の在庫が必要なくなるため、余剰在庫を削減できます。

リードタイム削減

製造、出荷までの時間を大幅に短縮できます。

構内搬送削減

乾燥工程が不要になるため、ものの移動が削減できます。

当社ではカーメーカーの生産ラインサイドで部品組付けすることで、物流コストなどを大幅に削減することができました。

システム概要図

過熱水蒸気工法は水蒸気を更に加熱した「過熱水蒸気」を利用し、接着剤の硬化を劇的に早める工法です。過熱水蒸気は水(液体)から蒸気(気体)へ状態変化する際に莫大な潜熱(熱エネルギー)を有します。その熱エネルギーを効率的に伝えることで、接着剤を速硬化させることができます。また、本工法では被着体の周囲が水の層(高温水層)で覆われるため、熱による被着体への影響を最小限に抑えることが可能です。

受賞履歴

・令和2年 九都県市のきらりと光る産業技術表彰
・第36回 神奈川県工業技術開発大賞

接着部品例

過熱水蒸気工法は自動車のフロントガラスにカメラを取り付けるためのブラケットやドアガラスの昇降用ホルダーなど、高い強度と精度が求められる自動車の部品組付けに採用されました。

採用車種例

・日産ノート(2020年~)

・日産ローグ(北米、2020年~)

・日産セレナ(2018年~)

堀硝子は持続可能な開発目標(SDGs)を支援しています

持続可能な開発目標(SDGs:Sustainable Development Goals)とは,2001年に策定されたミレニアム開発目標(MDGs)の後継として,2015年9月の国連サミットで加盟国の全会一致で採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」に記載された,2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標です。17のゴール・169のターゲットから構成され,地球上の「誰一人取り残さない(leave no one behind)」ことを誓っています。

カーボンニュートラルへの取り組みと連動し、「効率的な熱エネルギー」「水蒸気を用いた環境への配慮」
「製品輸送の大幅削減」及び「在庫ゼロを目指した究極のモノづくり」を推進します。          

 

                               

 

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